消し札

火事と喧嘩は江戸の華と云われた昔、火事の延焼を防いだ所に、町火消しがその組名を記した札を掲げたのが「消し札」の始まりです。

消し札には「纒と共に後へは引かぬ」と云う町火消しの心意気が込められていました。以来消し札は、火難や災厄を逃れる目出たい意匠として、江戸庶民の染め物などの図案に盛んに使われて来ました。

私どもの作る「消し札」は、小さいながらもこだわりの注文生産品です。吉祥の願いを込め、柘植の銘木に本漆で伝統の江戸文字を書き上げます。携帯電話や鞄などのお持ち物に付けて、長くお使い頂ければ幸いです。

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