江戸時代、宿場の茶屋や旅籠では、馴染み客が贈った手拭いや木札を表に並べて掲げる光景がよく見られました。そこには火消しの組や講中の名前などが記されており、旅慣れぬ人々にとっては、不案内な土地で見知った名前に出会うのは心強いものです。
「どうせ世話になるなら見知った名前を掲げてあるこの店を使い、土産話にしよう」と、贔屓に加えて新たに客を呼び込む事に繋がり、「招木」「招喜」の文字が当てられ、景気をつける招福の縁起物として飾られました。
文化・文政頃には、銘木に額彫り、更に漆を注した凝った招木看板が作られ、千客万来を祈念する玄関飾りとなりました。江戸伝統の技法で、お客様のご芳名を江戸文字で認め、唯一の「招木」をお作り致します。
サイズ・価格(税込・送料別)
大(写真左) 600×150×28mm ¥165,000〜
中(写真右) 450×120×23mm ¥125,000〜
※材質・デザイン等により価格は異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。